インフォメーション

≪クドア≫ 韓国産養殖ヒラメに検査命令 【当センターでクドアの検査が可能です】2012-07-04

  国内において、韓国産養殖ひらめを原因とするKudoa septempunctata(クドア セプテンプンクタータ)食中毒事例が複数確認されたことから、平成24年6月29日付け食安輸発0629第1号により、韓国産養殖ひらめ及びその加工品(別途指示する養殖業者が出荷した、活又は生鮮のもの)について、Kudoa septempunctataの検査が検査命令の対象となりました。
 本通知では、登録検査機関による検査命令の受託体制が整うまでの間は、自主検査にて対応することとし、自主検査での対応が困難な場合には行政検査にて対応することとなっています。
 当センターでは、Kudoa septempunctata(クドア セプテンプンクタータ)の検査の受託を行っています。
 
 【写真】Kudoa septempunctata
(クドア セプテンプンクタータ)

中国産二枚貝のプロメトリン検査について2012-05-29

 中国産二枚貝(あさり及びあげまきがいに限る。)及びその加工品について、プロメトリン(残留農薬)が検査命令の対象になっています。当センターでもプロメトリンの命令検査を受託しております。

韓国向け水産物輸出に関する放射性物質の検査について2012-05-29

 韓国政府より、「日本産水産物への新たな安全管理(平成24年5月15日付)」について通知がありました。施行は平成24年6月1日船積み分からとなっています。
 これに基づく放射性物質検査について、当センターでも検査を受託しております。
(検査機器はゲルマニウム半導体検出器とし、検出限界値0.7Bq/kg以下で測定)

公益財団法人への移行のお知らせ2012-03-30

平素は格別のお引立てに預かり厚く御礼申し上げます
さて 当法人はこのたび福岡県知事より公益財団法人としての認定を受け 平成二十四年四月一日をもって「公益財団法人 北九州生活科学センター」として新たなスタートをいたしました 
今後も公益に資する法人としての責務と自覚をもって これまでの検査業務等をさらに充実・発展させ なお一層公衆衛生の向上と生活環境の改善に寄与すべく努力してまいる所存でございますので 何卒倍旧のご支援を賜りますよう切にお願い申し上げます。
 
平成二十四年四月吉日
 
公益財団法人 北九州生活科学センター
     理事長 今 地  政 美
 

ヒラメなど生食用生鮮魚類に寄生する粘液胞子虫クドアの検査を開始しました2011-12-08

 近年、食後数時間程度で一過性の嘔吐や下痢が起きるが、軽症で終わる原因不明の有症事例が散見されています。そのような事例について食べたものの中で生鮮魚類、特にヒラメが含まれている場合が多いことが確認されています。厚生労働省等の調査研究によりクドア【Kudoa septempunctata】 と呼ばれる寄生虫が原因不明食中毒の原因の一つとして、平成23年7月11日食安監発0711第1号 厚生労働省医薬食品安全部監視安全課長通知「 Kudoa septempunctataの検査法について(暫定版)」が示されたところです。
 当センターでは、通知で示された方法によりヒラメ等生鮮魚類に寄生するクドアの検査を行います。
 
<クドアとは>
 クドアは、魚の筋肉に寄生する粘液胞子虫です。その生態はよく判っていませんが、多毛類(ゴカイ)と魚類の間をいったりきたりして各々に寄生しているといわれています。しかし、ヒトなどのほ乳類には寄生しないということです。
 
 【写真】Kudoa septempunctata
(クドア セプテンプンクタータ)