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地域活動の話平成28年度（4月〜11月）に行った研修会等のご紹介2016-12-09
○感染症対策研修会 (2016年7月2日・9日)(本所)
北九州市が北九州感染制御ティーム（KRICT）協力のもと、北九州市内の医療関連施設に従事する方を対象とした「感染症対策研修会」を当センターの会議室にて開催致しました。 |  ○「見えない敵と戦う！ﾊﾞｸﾃﾘｱﾚﾝｼﾞｬｰ養成講座」 (2016年8月3日・5日)(福岡事業所・研修所)
福岡市南区保健福祉センター衛生課の方々と共同で、小学5年生から中学2年生までの男女15名を対象に、食中毒の原因となる細菌などを学ぶ講座を開催しました。この講座は福岡市が高温多湿の8月に、食中毒予防のために行いました。 |
 ○海外研修生受け入れ (2016年10月20日)(本所)
当センターでは、公益財団法人北九州国際技術協力協会からの依頼で、毎年外国からの研修生のための食品衛生に関する講座を受け入れております。今年度は、１２ヶ国（中国、エジプト、インド、インドネシア、イラン、マレーシア、モンゴル、ミャンマー、パプアニューギニア、ペルー、タジキスタン、タイ）から１３名の研修生の方が、当センターで検査実習を交えた研修を受講されました。 |
 ○修学旅行生受け入れ (2016年11月17日)(本所)
スーパーサイエンスハイスクール（SSH）の指定を受けている東京都立多摩科学技術高等学校の2年生約70名が、修学旅行最終日に当センターを訪問されました。高校生の皆さんは、菌叢解析講演と実際の検査や検査機器の見学と説明を熱心に傾聴されていました。その意識の高さにとても感心しました。 |
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地域活動の話KITAの研修を行いました2016-11-30
KITA(北九州国際技術協力協会)は北九州市が1980年に設立した公益財団法人です。北九州市の製造業の蓄積から得られた工業・環境技術を生かし、国際協力を進めており、主に海外からの研修生受け入れや専門家の海外派遣などを行っています。
当センターでは平成20年から開発途上国に対する国際貢献の一環として、研修生を受け入れ、食品衛生に関する講義ならびに実習を行っています。今年度は10月20日に12ヶ国（※）より13名の研修生を受け入れました。
※中華人民共和国、エジプト、インド、インドネシア、イラン、マレーシア、モンゴル、ミャンマー、パプアニューギニア、ペルー、タジキスタン、タイ
 まず最初にセンターの業務内容や輸入食品検査に ついて説明を行いました。 |  皆さん、真剣に聴いています。 | |
 機器の説明を行なっているところです。 機器のメンテナンス方法に興味があるようです。 |
 日本の公定法に従い、農薬の検査を行いました。 | |
 写真やメモを取りながら、熱心に質問をして います。 |
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環境の話ダイオキシン類について2016-10-24
 �．瀬ぅ�キシン類ってなあに？
1-1 ダイオキシン類とは、ポリ塩化ジベンゾ-P-ダイオキシン(PCDDs)、ポリ塩化ジベンゾフラン(PCDFs)およびポリ塩化ビフェニールの総称で、塩素数や置換位置によって、PCDDs で75種類、PCDFsで 135種類および PCBs で209種類、合計419種類の異性体が存在します 1-2 419種類の異性体中、毒性対象の異性体は、2,3,7,8-位に塩素が置換した異性体17種（PCDDsで7種類、PCDFsで10種類）とコプラナーPCBsが12種類で合計29種類です 1-3 ヒト血液中ダイオキシン類濃度は、この29異性体のトータル濃度を意味します |
�▲瀬ぅ�キシン類の特徴
2-1 無色で水に溶けにくい、脂溶性が高く難分解性である 2-2 十分な酸素の存在下、800℃以上の高温燃焼でその生成を防止できることが知られている 2-3 ヒトがつくりだした化学物質の中で最強の毒性を示すといわれていますが、摂取してもシアン化合物のように直ちに死にいたることはありません |
��ダイオキシン類の発生源・摂取経路 3-1 ごみ焼却施設における炭素・酸素・水素・塩素を含んだ製品の燃焼により自然にできてしまう副生成物です 3-2 ごみ焼却のほか、製鋼用電気炉、煙草の煙、自動車の排出ガスなどの様々な発生源があります 3-3 大気中に放出されたダイオキシン類は、地上に落ちてきて海や土壌を汚染し、食品類等に取り込まれます 3-4 ヒトは食事や呼吸等を通じて、ダイオキシン類を摂取しています |
�ぅ瀬ぅ�キシン類は人に対してどんな影響があるの？ 4-1 通常の生活の中で摂取する量では急性毒性は生じません 4-2 多量の暴露では、発がんを促進する作用、生殖機能、甲状腺機能及び免疫機能への影響があることが実験動物で報告されています 4-3 人に対して、同じ影響があるのかどうかはまだよく解明されていません |
皆様のダイオキシンについての理解を深める手助けとなるために、今後も定期的にダイオキシン類に関する情報を紹介します |
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食品の話脂肪酸とは何でしょう？2016-09-28
「DHA・EPAが豊富な魚は体にいい」「アメリカでトランス脂肪酸の使用規制」などといった情報をニュース等で見たことや聞いたことのあるかたも多いと思います。実はこれらのDHA・EPA・トランス脂肪酸は脂肪酸の一種なのです。
では、脂肪酸とは何でしょう。
今回は脂肪酸についてお話したいと思います。
 �〇號短世箸蓮� 私たちの体に必要な三大栄養素として「炭水化物」「たんぱく質」「脂質」があります。脂質と聞くと「体に悪い」「太る」などマイナスのイメージを持つ方が多いと思われますが、脂質は私たちの体を作り、健康を維持するための様々な役割を担っています。 私たちが摂取する脂質の主成分はトリアシルグリセロールであり、このトリアシルグリセロールはグリセリンと3つの脂肪酸で作られています。脂肪酸は炭素（C）と水素（H）とカルボキシル基（−COOH）で構成されています。炭素の数や、炭素同士のつながり方の違いによって、種類や性質が決まります。 |  �∋號短世亮鑪� 脂肪酸は構造によって2種類に分類することが出来ます。 １、飽和脂肪酸 ２、不飽和脂肪酸 これらは前述したように、炭素同士のつながり方で分類しています。 「二重結合」というつながり方の有無で飽和脂肪酸（二重結合なし）、不飽和脂肪酸（二重結合あり）となります。
さらに、不飽和脂肪酸は二重結合の数によって、さらに2種類に分類されます。 １、一価不飽和脂肪酸（二重結合が１つある） ２、多価不飽和脂肪酸（二重結合が２つ以上ある） また、多価不飽和脂肪酸は、二重結合の位置によって以下のようにも分けられます。 １、n-3系（オメガ3）脂肪酸 ２、n-6系（オメガ6）脂肪酸 脂肪酸の末端（カルボキシル基から最も離れた位置）から数えて、二重結合の位置が3番目にあるものがn-3系脂肪酸、6番目にあるものがn-6系脂肪酸です。このn-3・n-6系脂肪酸は、必須脂肪酸といわれており、私たちが生きていくうえでは欠かせない重要な脂肪酸です。必須脂肪酸は体内では合成できないため、欠乏すると皮膚炎などを発症することが分かっています。 | ||||||||||||||||||||||||
 ��食品に含まれる主な脂肪酸の例 食品で例をあげると、飽和脂肪酸は乳製品やココナッツオイルに多く含まれています。多価不飽和脂肪酸のn-3系脂肪酸は魚に多く含まれており、n-6系脂肪酸はごま油に多く含まれています。 このように、脂肪酸は食品に含まれる種類が異なります。 食品中に含まれる主な脂肪酸の例
参考：農林水産省 脂肪酸 私たちの健康維持・増進のために、食事から摂取している脂肪酸を知ることにより、健康的な食生活をおくることに活かせます。 当センターでは、食品表示等に必要な脂肪酸の検査も実施しております。 お気軽にお問い合わせ下さい。
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地域活動の話平成２７年度に行った主な取り組みのご紹介 ��2016-08-31
当センターが平成２７年度に行いました、主な取り組みについてご紹介いたします。
 〇 ４月： 生体ダイオキシン分析業務開始 当センターでは、血中ダイオキシン検査について、検体の受入れ、前処理、測定までの全工程を当センターで一貫して行えるよう、前処理施設の設置やGC/MSの増設等を行い、受託体制を整えました。 |  |
 〇 ４月： ミニ講演会開催 当センターでは、職員の資質向上を目的とした内部研修会を、定期的に実施しております。このうち、４月に行った、外部講師（福岡県保健環境研究所職員）による｢生物多様性保全と野生鳥獣の保護管理｣と「県内における衛生害虫の傾向について」の２テーマの研修については、「ミニ講演会」という形で外部からの聴講者を受け入れて実施しました。 当日は、外部から近隣企業および行政関係部署の方１５名の参加がありました。 |
 〇 ６月、８月： 視察研修受け入れ |
今後も引き続き、このような職場体験の場を提供することによって、学生の方々が社会へ出ていくためのお手伝いをしていきたいと考えております。 |
 〇 １０月： 海外研修生受け入れ |
 〇 １０月：センター創立４５周年記念行事 |
 〇 １１月： 微生物実習実施 １１月には、北九州地区の食品事業者向け微生物実習会を、研修協力をいただいた関東化学株式会社と共催して当センターの実習室で開催しました。 実習内容は、汚染指標菌検査、食品等事業者が実施すべき管理運営基準に関する指針における衛生検査等でした。 |
